プラモデルにハマって最初に悩んだのは、ゲート処理のやり方とか合わせ目の消し方とかデカールの張り方とかではなく、
「工具って意外とすぐに錆びるなぁ…」ということでした。
そんな悩みを解決するべく導入した「ニトリルゴム手袋」が、メリットいっぱいだったよというお話です。
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錆びる原因は”汗”…?
ガンプラにハマり工具を色々買い揃えていく高揚感からか、最初はあまり気にしてなかったんですよね。
永遠に錆びないということはないだろうし、まあこんなものなのかなと。
でも時間が立つごとに徐々に疑問に思うようになり、奮発したゴッドハンドのブレードワンニッパーがたった1週間で錆びたときにこれはおかしいぞと…。
そして自分の作業環境を見直して気づきます。
「いや、指先から水分を無限供給してるやないか~い!」
思わず関西弁になるほどの衝撃。
もちろんそれが全ての原因というわけではありません。作業後の工具のケアや保管方法も甘い部分がありました。それでも大きな要因の一つであることには間違いないわけです。
根本解決を図るために
長くなりましたが、上記のような流れがあり、現在では制作中にはほぼ必ずニトリルゴム手袋を着用しています。
「模型中のゴム手袋、普通じゃない?」と思ったあなたは、きっとエアブラシ塗装をされている方じゃないでしょうか?
エアブラシ塗装中にゴム手袋を着用するのは割りと一般的なんですよね。ただ、私のような筆塗り派だとそういう感覚があまりないと思います。本来必要ないですからね。
保管方法も見直し
現在ではゴム手袋の着用の他に、以下を実行中です。
・防錆油の塗布
・密閉容器で乾燥剤と保管
・使用後の拭き取り徹底
定期的な油の塗布や、乾燥剤の交換など手間はかかりますが、錆びるよりは全然マシ。
徹底しだしてからほとんど錆びることはなくなりました。
ゴム手袋はメリットいっぱい
錆防止のために導入したニトリルゴム手袋ですが、それ以外のメリットもたくさんあります。
まずは、指紋や油がつかないこと。
デカール張りや塗装時、完成後の撮影時などにこの辺りを気にしなくて良いというのは思った以上に快適です。
もうひとつはこの指先の細かな凹凸。
これが小さなパーツの保持など、思った以上に便利なんですよね。
工具なども滑りませんし、これもやはり快適。
※後述しますが凹凸はニトリルゴム手袋なら必ずついているわけではないのでご注意を。
おすすめは”100枚/1,500円”ライン
じゃあどのメーカーがおすすめなのと問われると、正直よくわからないというのが本音です…。
製品自体は無数に存在し、本来は医療現場や食品作業向けの製品だと思うので、界隈ごとのメーカーの信頼度までは把握できていません。
ただ、価格帯はひとつの目安になるのかなと思っていて、100枚入りで1,500円前後以上だと、ある程度性能的にも問題ないかと。
(前述した指先の凹凸もこの価格帯なら概ねついていると思います。)
私もホームセンターであまり深く考えずに購入したものが大体この価格帯で、性能的にもアタリでした。
(ちなみにミドリ安全の「ベルテ722」という商品です。)
使い方にもよると思いますが、1つの手袋を大体15~20回くらいは繰り返して使えているのでコスパもかなり良いです。
そして、かならずパウダーフリーのタイプを選びましょう。
デメリットもいくつか
メリットばかり書きましたが、もちろんデメリットもあります。
蒸れる
水分を通さないのでもちろん蒸れます。
私のように手汗が酷いと、夏場はふやけるほど。でも錆びるよりマシ。
体質に合わない可能性
アレルギーがある方は痒みなどが出る可能性も。
こればかりはつけてみないとわからないので、まずは100円ショップの商品で試してみるのがおすすめ。
「爪」がつかえない
人間が生まれたときから指先に宿している究極の模型ツール「TUME」(爪)。
ちょっとしたバリを弾いたり白化部分をこすったりと、多用しているモデラーさんも多いのではないでしょうか。
手袋をするわけなので、もちろんつかえません。
ひと手間でグッと快適に
制作に取り掛かる際はもちろん、お手洗いや食事中は外すので、その都度着脱するのは正直めんどうですが…。
それ以上にメリットのほうが大きいと感じているので、私は着用を続けています。
汗かきの他に、肌が弱いというかたにもおすすめです。よければ導入してみてください。 それでは◎