【ファレホ】ホビーペイントスプレー 使用レビュー

ファレホ

今回はファレホのカラースプレー「ホビーペイントスプレー」の使用レビューです。

スプレー塗料の使用自体初でしたが、非常に良い使用感でした。

※プロモーションを含みます

ホビーペイントスプレー グレー28011

ゲームカラーのリニューアルに合わせてデザインが変更に

安全な水性がコンセプトのファレホにおいて、やや特殊な製品である「ホビーペイントスプレー」。

有機溶剤が含まれるアルコール系塗料で、プライマー成分と発色の良い顔料が絶妙に配分されたカラースプレーです。

400mlと大容量

400mlと大容量ながら、1,500円前後とお手頃価格。

他社のサーフェイサーが170mlで800~1,000円ほどが主なので、なかなか割安感あります。

出力のことなる2つのノズル

一般的なスプレー同様である中出力の白ラベルと、低出力の黒ラベル、2種類のノズルがついてきます。

使い比べると確かに差があり、広い範囲を一気になら白節約しつつコントロールしやすさ重視なら黒と、用途によって使い分けが可能です。

缶上部

缶上部が中身の色を表しています。こちらはグレー(28011)ですね。

定番のブラックやホワイトはもちろん、レッドやグリーンなど9カラーもラインナップされています。

下地としてはもちろん、そのままメインカラーとしての使用も想定されているようです。

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塗膜が強固なサーフェスプライマー

HGザクIIに使用

さてこちらのホビーペイントスプレー、作成した「HGUC ザクII」で初めて使用しました。

上記のようにかなり細かくパーツ分解したので、一度で大体4割ほど使用したと思います。

これはここまでパーツをバラさず、かつ無駄が出ないよう複数パーツに同時使用すればもっと節約できそうです。

胸部パーツ
足裏
脚部

色味としてはほんのり紫がかったグレー

くいつきも良好隠蔽力も高く適度にざらつきのある塗面に仕上がります。

低出力の黒ノズルなら、初心者の自分でも薄く塗ることができました。

ここからはホワイトのプラスプーンで実験

まず、上記の左半分は800番、右半分は400番でヤスッたプラスプーンに吹き付けた画像。

ご覧いただければわかる通り、左右で塗面に差はなく、傷埋め性能も高めです。

半日ほど乾燥させ強度チェック

半日ほど乾燥させ、爪楊枝で塗面をガリガリ削ってもまったく問題なし

塗膜も非常に強固です。

実際に、完成後のザクを組み上げた際、パーツ同士が干渉してしまったのですが、上塗りした塗料は削れてもスプレーを使用したグレーの下地は落ちませんでした。

これはかなり安心感がありますね。

失敗した場合なにで落とせる?

手元にあるもので実験

では失敗した際や、どこかに付着してしまい除去したい場合はなにが有効か。

手元にある効果がありそうなもので実験してみました。

溶剤を含んだ綿棒でゴシゴシ

漬け置きなどすればまた違うかもしれませんが、結果は以下のとおり。

アルコール・アルカリ電解水・マジックリン・ウェザリングカラー薄め液→ビクともしない

ガイアノーツ薄め液→ごしごし塗布してうっすら落ちる程度

ガイアノーツ ツールウォッシュ→ぬるっとしっかり落ちる

ラッカー系の溶剤(ペイントリムーバー)であれば問題なく落ちそうです。


マジックリンで落ちないということは、スプレー下地にファレホで塗装→マジックリンで上塗りだけ落とすということも可能かも?(完全乾燥したらたぶん無理。)

機会があれば実験してみようと思います。

ABSには使えるか

しっかり注意事項

さて、そうなるとガンプラへの使用で気になるのは「ABS」の存在。

ボークスの店員さんに伺ったところ「実験したことがないので正確にはわからないが、他社製品に比べ有機溶剤の割合は低め」とのことでした。

他社製品に比べ割れる可能性は低そうですが、ABSにテンションがかかっているかなどでも変わりそうですし、カタログスペック的には使用しないのが安全そうですね。

こちらも機会があれば実験してみようと思います。

おしまい

というわけで以上、ファレホ ホビーペイントスプレーの使用レビューでした。

強固な塗膜コスパも良く、サーフェイサーとベース塗装が一気にできるスグレモノ。

個人的にかなりお気に入りで、別カラーも購入予定です。


とはいえ私自身、まだ使い込めているわけではないので、継続して使用していくなかで気になる点があれば追記しようと思います。

それでは~◎