今回はミネシマから発売されているガラスヤスリの使用レビューです。
必須というほどではないですが、あると便利な痒いところに手が届く系のアイテムかなと思います。
※プロモーションを含みます。
ミネシマ 「プラモのためのガラスヤスリ」



以前紹介したマジ・スクと同じように、執筆時(2025年2月)はやや品薄な人気商品。
定価は980円です。

ガラスヤスリ自体は他メーカーからも発売されていますが、ミネシマのアイテムは既存品よりもやや細く、ピンポイントでゲートを狙うのに適しています。
ガラス製なので錆びず、水洗いも可能とケアも楽ちん。
※定価は980円です。価格にご注意ください。
それでは実際に使用していきましょう。
優秀なガラスヤスリ



切削力は高く、400番程度という印象。
小さなゲートであれば2~3回でしっかり削り切れます。
↑上の画像のように、切削面は強く艶が出ます。艶が出ている部分がヤスリが当たっていた箇所というわけですね。


つや消しにしたい場合、ガラスヤスリでゲートを処理し、4000番やメラミンスポンジなどで整えれば↑の画像のようになります。
仕上がりのOKラインは人それぞれだと思いますが、素組み仕上げであればなかなか綺麗な部類じゃないでしょうか。
一般的なヤスリで処理する場合、400から徐々に番手を上げていって1000~2000までヤスリがけするなんて方法が主流ですが、これならかなり手数を減らせ時短になりそうです。

つやありなら↑のような感じ、少し傷は入りますが必要十分かなと。
ちなみに使用したのは やすりの親父の「4000番(磨き専用)」です。これ、めちゃくちゃ艶が出るので結構おすすめ。

一方でパッケージの裏面にも記載されているとおり、広い面の処理、いわゆる面出しなどには向かない印象。
※集合体恐怖症の方は注意

これはヤスリの形状によるもので、一般的なヤスリとは異なり、小さな穴が無数に空いていてそこにパーツが引っかかり削れているようです。(たぶん…)
同様の理由で、平面のゲートもしっかり削り切ろうとすると、余計な部分に傷がつきやすく感じました。

こうした部分は素直にスポンジヤスリや金属ヤスリ(鉄ヤスリ)を使用したほうが良さそうです。
曲面・クリアパーツに強い





凸部分に対してのアプローチに優れたアイテムということで、特に効果的なのは曲面やクリアパーツの処理。(これはミネシマの製品がというより、ガラスヤスリというアイテムが。)
このあたりはスポンジヤスリでもぶっちゃけ処理は可能ですが、より曲面を歪めたくない、クリアパーツに余計な傷をなるべくつけたくないという場合であれば、選択肢のひとつになるかなと思います。
ただ白化が消せるわけではないので、そこは別の処理が必要ですね。
おしまい

というわけで以上、ミネシマ「プラモのためのガラスヤスリ」の使用レビューでした。
私は基本的に塗装するので、パーツにある程度の引っかかりがついていて欲しく、大体400番くらいで処理したら洗って塗装してしまっています。
なので用途としては曲面・クリアパーツ用といった感じですが、素組み・成型色仕上げ派の方ならメインで使っていけるアイテムじゃないでしょうか。
なにより量販店で購入できる入手性の良さ、加えてケース付きで980円はかなり優秀だと思います。
みなさんも見かけたらぜひお試しください。
それでは◎